せいろの取扱い方法

せいろの取り扱い方法


蒸し料理の醍醐味でもある木製せいろ。

木のほのかな香りは、料理の味を一層引き立たせるだけでなく、
私たちの心に安らぎや温もりも与えてくれますよね。

プラスチックやステンレス製の蒸し器も多く出回っていますが、
やっぱり木製の方が、一段とおいしい料理が作れると強く感じています。


そんな私たちOcrasiが取り扱うせいろは、
コーティング剤、接着剤、保存料などのケミカル成分を一切使用していない天然木材です。


 

そのため、せいろはとても繊細で管理方法によっては、
すぐに壊れてしまったりカビが生えてしまったりすることがあります。

しかし、正しいお手入れ方法を知っていれば長持ちさせることができます。
せいろを長くお使いいただくために、ぜひこの記事を読んでみてください!

 

 

1、新品のせいろは「空蒸し」をしよう!

・空蒸しとは?
せいろに食材を何も入れず、そのまま蒸すこと。
蒸した後は、水洗いをして干しましょう。

・空蒸しの効果は?
1、木くずや汚れを取る
2、乾燥している木に水分をなじませることで、割れや変形を防ぎ長持ちさせる
3、木のアクを抜き、せいろの香りを和らげる

新品のせいろは香りが強く、木くずなどの汚れが付着していることがあります。
これらを取り除いたり、木を水分に慣らすために、まずは空蒸しをしましょう。
木の香りが苦手な場合、空蒸しを何回か繰り返すとさらに和らぎます。

 

 

 

 

2、料理前はせいろを濡らす

食材を乗せる前にせいろ全体を10秒ほど濡らしてください。
食材の匂いがせいろに移るのを軽減します。




3、料理が終わったあと

せいろはなるべく洗わない!濡らさない!

え?と思われた方がいるかもしれません。

実は、せいろは常に高温の蒸気で殺菌されているため、毎回洗う必要はありません。
反対に水に濡らしすぎるとかえって劣化させる恐れがあります。


【目安】

1、汚れがつかない場合(生野菜などを蒸すとき)・・・洗わずにそのまま干す。
2、食材の汚れが付いた場合(お米や肉まんの生地が付いたとき)・・・タワシやスポンジで軽く水洗いする。
3、油汚れが付いたとき(肉汁や魚汁、ソースなど)・・・洗剤を微量つけて洗い、水で完全に洗い流す。
※洗剤を使用する場合は、お湯で完全に洗い流すようにしましょう!


4、完全に乾燥させる

せいろを洗った後は水をよく切り、十分すぎるくらい乾燥させてください。
完全に乾燥させずに保管すると湿気ですぐにカビが生えてしまいます。

乾燥は、風通しの良い日陰であればどこでもOKです。

 

1、食器ラックで干す

 

 

2、フックに引っ掛けて干す
S字フックなどで、壁に引っ掛けて干すのもオススメ!

 

5、せいろの保管
ここが最も重要!)

保管で気をつけることはズバリ湿度!
むしろこの他に注意することはないくらい、せいろの天敵となります。
せいろ本体に少しでも水分が残っていたり、湿気が多い場所で保管してしまうとすぐにカビが生えてしまいます...

 

【時期ごとの保管方法・場所】
●数日おきに使用するなら、そのままの状態で棚やラックなどに保管する。


●1〜3週間くらい使用しないときは、「O’MUSU専用袋」に入れて通気性の良い場所にしまう。



●1ヶ月以上使用しないときは、せいろを新聞紙などの紙で包み、「O’MUSU専用袋」に入れて通気性の良い場所にしまう。


ビニールなど、密封される状態での保管は絶対ダメ!
意外と見落としがちですが、
暖房が当たる場所や冷蔵庫の上なども湿気がこもりやすく
保管には適していないのでご注意ください。



いかがでしたでしょうか?
湿気によるカビさえ気をつければ、お手入れは意外と簡単です。


せいろは、お皿代わりにもなるので洗い物が減ったり(洗わなくて良いときも多い)
むしろ手間が減ることが多いです!

せいろを正しく管理して、
一緒に蒸し活を楽しみましょう!