蒸気の通りを意識すべし!
蒸し料理はせいろ内に蒸気を行き渡らせることで、食材をムラなく加熱できるようになり上手に作ることができます。
そのためには蒸気の通り道を確保してあげることが大切。
反対に蒸気の通り道を無くしてしまうと、熱がなかなか入らず、
蒸し時間が余計に長くなり、おいしく蒸せないことがあります。
図解:蒸気を通すイメージ
複数段蒸しは特に意識しよう
●2段、3段の重ね蒸し
●火が通りにくい食材(固い根菜類や十分に加熱が必要な食材)を蒸す
このような場合は注意が必要!
蒸気が十分に行き渡らず、火の通り方にムラができたり、十分に加熱されない恐れがあります。
具体的にはどうするの?
蒸し料理をするときは基本的に、
せいろに「蒸し布巾」や「クッキングシート」を敷くことが多いです。
今回はせいろへの上手な敷き方と、食材の並べ方について詳しく説明します。
【蒸し布巾を敷く場合】
蒸し布巾で調理する際に注意したいことは食材の並べ方!
蒸し布巾はメッシュになっていて、蒸気をよく通すのでそこまで気にする必要はありません。
しかし、ごはん物のようなせいろのスペースを埋めてしまう料理では蒸気の通りが悪くなってしまうため、
画像のようにお米にスペースを空けてあげてください。
蒸気の通りが良くなり全体をムラなく蒸すことができるようになります!
中央にスペースを空けています!
他の食材を蒸すときも同様に、蒸気の通り道を意識しましょう!
悪い例:食材でスペースが埋まってしまっている
良い例:蒸気の通り道がある
(少しでも空いていればOK!)
【クッキングシートを敷く場合】
一方、クッキングシートで調理する際に注意したいことは敷き方!
クッキングシートは、蒸し布巾に比べ蒸気が通りにくいです。
そのため、せいろへの敷き方が重要となります。
蒸気を隙間から通すようなイメージで、
クッキングシートの端を立てて敷くようにしましょう。
クッキングシートはせいろの淵にかけずに、
立てたまま蓋をしてください!
1段蒸しは例外!
1段で蒸す場合、蒸気がまんべんなく当たるため火が通りやすいです。
そのため、複数段蒸しの場合ほど蒸気の通りについて気にする必要はありません。
・こんもり盛りたい時
・見栄えをキレイに見せる時
このような時は1段で蒸すのもオススメです。
1段蒸しならこのような形でもOK!
まとめ!
今回は蒸気の通り道を意識することについて
説明しました!
いかがでしたでしょうか?
今回説明した内容を抑えておくと、
より上手な蒸し料理を楽しむことができるようになります!
ぜひ蒸気を使いこなして、楽しい蒸し活をお過ごしください。